フィンランドのホビーホース現象 大きく飛躍

フィンランドでは今、世界で最も新しい馬術が流行り始めています。しかも生きている本物の馬ではなく、ホビーホースというおもちゃの馬 の馬術です。 フィンランドのホビーホースの存在は、もう長年世界中で知られていますが、実際に目覚ましい勢いで注目を集め始めたのは2010年頃。さらにここ数年で、多くのフィンランドの若者たちが、ただのおもちゃを超えた、極めて精巧なハンドメイドの、オリジナル・ホビーホースをデザイン、制作しています。さらにホビーホースの世界では、本物の馬同様に、ドレッサージュ(馬場馬術)やショージャンピングイベントまでが企画、開催されるようになりました。 大人なんか要らない 厩舎(きゅうしゃ)でトレーニングの準備をするアリサ・アアルニオマキさん(左)とヴィルヘルミーナ・ケスキラさん。Photo © ThisisFINLAND フィンランドのホビーホースブームには、大人や企業のマーケティングの介入が一切ありません。若者たちが自発的に、オンラインとリアルライフの中からコミュニティーを立ち上げて作り上げたものです。騎手と馬たちは厩舎(きゅうしゃ)に入り、年に一度の「フィンランド・ホビーホース選手権」も含む馬場馬術大会で競い合い、それぞれの成長の過程を記録します。まるで本物の馬のみたい!と思われるかもしれませんが、それは大会参加者のおよそ半数が乗馬経験者だから、なのかもれません。 ホビーホースは、想像力、イノベーション、そして独創的な思考という、どれも現代のフィンランドで重要視されている要素から成り立っています。ホビーホース文化は、例えばインスタグラムのタイムラインにあふれる画像の数々に始まり、厳しい審判員の目の前で騎手が華麗な歩法を披露する馬場馬術大会、はたまた最高級のサラブレッド・ホビーホースや、ホース用アクセサリーの製造販売する起業家たちなど、様々な分野で活動範囲を広げています。 ホビーホースはフィンランド国内のみならず海外でも、多くのメディアから注目を集めています。スウェーデン、デンマーク、オランダ、イギリス、アメリカ、ロシアに、アジアをまたいでオーストラリアに至るまで、世界各国でホビーホースが知られるようになり、ブラジルやアルゼンチンなどの馬愛好家が多い国にも広まる見込みです。 ホビーホースの話題はネットや動画で拡散されるようになり、2017年にリリースされ、ホビーホースのパイオニアたちを紹介したドキュメンタリー映画『Hobbyhorse Revolution(ホビーホース レボルーション)』でさらにブームの火が付きました。 百聞は一見に如かず。一度ホビーホースを見てみたら、ちょっと乗りたい気分になってしまうかも。 勇気を出して乗ってみよう 待ち針で仮止めをしながら新しい手綱の作り方を紹介するヴィルヘルミーナ・ケスキラさん。Photo © ThisisFINLAND 何か新しいことを始めたり、ハマったりするきかっけや方法は人それぞれです。一つのことにじっくり取り組んでみたい人もいるでしょうし、全般的に幅広く関わりたい人もいるでしょう。ThisisFINLANDでは、Hobbyhorse Toolbox(ホビーホース・ツールボックス)を作成するために、熟練のホビーホース愛好家チームを招集しました。ツールボックスを使えば、誰でもどこに住んでいても簡単にホビーホースを始めることができます。 ツールボックスの動画では、騎手と大会企画者の為の、ショージャンピング、ドレッサージュ(馬場馬術)とトレッキングのデモンストレーションが見られます。エキスパートが紹介する「あなたがホビーホースを始めるべき7つの理由」の動画もお見逃しなく 動画ではホビーホースの制作過程も見られます。馬の作り方はもちろん、馬勒(ばろく)の制作過程に至るまで、ホビーホースの無限にクリエイティブでアートな世界が楽しめます。 ネット上では、多くのホビーホース愛好者がインスタグラムを活用しており、タイムライン上で自作のホースを公開したり、他の愛好者の功績を称えたりしています。 ThisisFINLANDでは、フィンランドのトップデザイナーたちが手がけた、期間限定のアーバンファッションコレクションで、本格志向の“勇気ある”ホビーホース愛好家たちを応援しています。 コレクションは、オリジナルTシャツ、ドレスやジャケットなど、シーズナルでおしゃれなファッションアイテムでいっぱいです。実のところホビーホース愛好家たちは、人からどう思われようとあまり気にしてはいないのですが……このコレクションアイテムを着て街を歩けば、道行く愛好家を勇気づけ、応援することができます。 2017年12月は、クリスマスを待ち焦がれた子供たちが、アドベントカレンダーの最初の扉を開ける時みたいに、お楽しみの全てが始まる時。12月1日を皮切りに毎週金曜日には、ウェブショップでおしゃれなアーバンウェアの限定版が公開され、世界中どこからでも購入できます。金曜日以外の日には、ホビーホース関連のコンテンツが随時アップされるので、そちらも合わせてお見逃しなく。 質問:Are you brave enough…

フィンランドでは今、世界で最も新しい馬術が流行り始めています。しかも生きている本物の馬ではなく、ホビーホースというおもちゃの馬 の馬術です。

フィンランドのホビーホースの存在は、もう長年世界中で知られていますが、実際に目覚ましい勢いで注目を集め始めたのは2010年頃。さらにここ数年で、多くのフィンランドの若者たちが、ただのおもちゃを超えた、極めて精巧なハンドメイドの、オリジナル・ホビーホースをデザイン、制作しています。さらにホビーホースの世界では、本物の馬同様に、ドレッサージュ(馬場馬術)やショージャンピングイベントまでが企画、開催されるようになりました。

大人なんか要らない

厩舎(きゅうしゃ)でトレーニングの準備をするアリサ・アアルニオマキさん(左)とヴィルヘルミーナ・ケスキラさん。Photo © ThisisFINLAND

フィンランドのホビーホースブームには、大人や企業のマーケティングの介入が一切ありません。若者たちが自発的に、オンラインとリアルライフの中からコミュニティーを立ち上げて作り上げたものです。騎手と馬たちは厩舎(きゅうしゃ)に入り、年に一度の「フィンランド・ホビーホース選手権」も含む馬場馬術大会で競い合い、それぞれの成長の過程を記録します。まるで本物の馬のみたい!と思われるかもしれませんが、それは大会参加者のおよそ半数が乗馬経験者だから、なのかもれません。

ホビーホースは、想像力、イノベーション、そして独創的な思考という、どれも現代のフィンランドで重要視されている要素から成り立っています。ホビーホース文化は、例えばインスタグラムのタイムラインにあふれる画像の数々に始まり、厳しい審判員の目の前で騎手が華麗な歩法を披露する馬場馬術大会、はたまた最高級のサラブレッド・ホビーホースや、ホース用アクセサリーの製造販売する起業家たちなど、様々な分野で活動範囲を広げています。

ホビーホースはフィンランド国内のみならず海外でも、多くのメディアから注目を集めています。スウェーデン、デンマーク、オランダ、イギリス、アメリカ、ロシアに、アジアをまたいでオーストラリアに至るまで、世界各国でホビーホースが知られるようになり、ブラジルやアルゼンチンなどの馬愛好家が多い国にも広まる見込みです。

ホビーホースの話題はネットや動画で拡散されるようになり、2017年にリリースされ、ホビーホースのパイオニアたちを紹介したドキュメンタリー映画『Hobbyhorse Revolution(ホビーホース レボルーション)』でさらにブームの火が付きました。

百聞は一見に如かず。一度ホビーホースを見てみたら、ちょっと乗りたい気分になってしまうかも。

勇気を出して乗ってみよう

待ち針で仮止めをしながら新しい手綱の作り方を紹介するヴィルヘルミーナ・ケスキラさん。Photo © ThisisFINLAND

何か新しいことを始めたり、ハマったりするきかっけや方法は人それぞれです。一つのことにじっくり取り組んでみたい人もいるでしょうし、全般的に幅広く関わりたい人もいるでしょう。ThisisFINLANDでは、Hobbyhorse Toolbox(ホビーホース・ツールボックス)を作成するために、熟練のホビーホース愛好家チームを招集しました。ツールボックスを使えば、誰でもどこに住んでいても簡単にホビーホースを始めることができます。

ツールボックスの動画では、騎手と大会企画者の為の、ショージャンピング、ドレッサージュ(馬場馬術)とトレッキングのデモンストレーションが見られます。エキスパートが紹介する「あなたがホビーホースを始めるべき7つの理由」の動画もお見逃しなく

動画ではホビーホースの制作過程も見られます。馬の作り方はもちろん、馬勒(ばろく)の制作過程に至るまで、ホビーホースの無限にクリエイティブでアートな世界が楽しめます。

ネット上では、多くのホビーホース愛好者がインスタグラムを活用しており、タイムライン上で自作のホースを公開したり、他の愛好者の功績を称えたりしています。

ThisisFINLANDでは、フィンランドのトップデザイナーたちが手がけた、期間限定のアーバンファッションコレクションで、本格志向の“勇気ある”ホビーホース愛好家たちを応援しています。

コレクションは、オリジナルTシャツ、ドレスやジャケットなど、シーズナルでおしゃれなファッションアイテムでいっぱいです。実のところホビーホース愛好家たちは、人からどう思われようとあまり気にしてはいないのですが……このコレクションアイテムを着て街を歩けば、道行く愛好家を勇気づけ、応援することができます。

2017年12月は、クリスマスを待ち焦がれた子供たちが、アドベントカレンダーの最初の扉を開ける時みたいに、お楽しみの全てが始まる時。12月1日を皮切りに毎週金曜日には、ウェブショップでおしゃれなアーバンウェアの限定版が公開され、世界中どこからでも購入できます。金曜日以外の日には、ホビーホース関連のコンテンツが随時アップされるので、そちらも合わせてお見逃しなく。

質問:Are you brave enough to ride? あなたもこの「ホビーホース」に乗れるかな?

もちろん、私たちは皆さんにもオリジナル・ホビーホースを作ることをお勧めしますが、(www.thehobbyhorse.fi) のサイトには、ホビーホース制作に関するたくさんのヒントが含まれています)フィンランドには、高品質なホビーホースを作る職人やメーカ企業や団体などが既に存在し、インスタグラムを通じて、ホビーホースやその関連商品の販売をしています。

以下のURLは、フィンランドの商業的なホビーホース関連サイトです(英語)。

My Hobby Horses
KHT Vermillon
KHT Kuunvarjo
Keppareiden kyydissä (英語コンテンツは現在保留中)

2017年11月ThisisFINLAND編集部